夢の続き

2025年04月03日

2012年03月24日

連れて来るんだ！　ゲイルを！　彼が神の権能を封じる最後の鍵だって言っただろ？

足に・・・手に・・・そして翼に・・・。　私は・・・闇に長くいすぎたのかもしれない・・・。

シャニーをどうにかするように思えない？！
あいつは泣いてる！　封じられたことじゃねえ！　友がマイソシアを攻撃したことをだ！

遠距離狙撃も近距離射撃も百発百中。
・・・照準なんてないようなものだ。　恐らく君たちの拳より彼女の弓のほうが出は早い。
神界一・・・その名は伊達ではない。

力を十分に発揮できる、神も傍にいるデルクレビスにおびき寄せて一気に叩く・・・
そうとしか、オレ様には考えられない。


しかし、それで本当にいいのか？　それが何を意味しているのか・・・分かっているんだろう？
分かっていて、なおその決意を歩むと言うのか？

傷つけられて、痛めつけられて、それでも愛して・・・。　・・・バカよ、本当に。
でも私思うのよ。　バカがつくほどの想いがなきゃ、何も出来やしないってね。

ご復活、おめでとうございます。　粛清の・・・おっと“希望の”でしたね、エルピス様。　くっくっく・・・。

アリアンは・・・私を・・・愛してくれている・・・。

最後まで幻想を信じて果てるといい。　アリアン自らの手にかかってな！　ハハハ！

あいつさ・・・奏でる曲想で大体考えが分かるんだよ・・・。
このままじゃ、きっとエルピス、良くないことを考えるよ！

どんな運命が待っていようとも、死を覚悟せねばならないとしても・・・立ち向かえるか！
いいか、エルピスもシャニーも世界も、キミの勇気にその命運がかかっている。　・・・逃げるなよ。

アリアンに利用されていると分かっているくせにね。
それでもしがみついているんですよ、独りになるのが怖くて。　奴も哀れな女ですよ、まったく。

目覚めたら、この剣が映すのはキミの顔だ。　覚悟しとくんだね・・・。

十一章：銀の翼　命の軌跡
1話：～光の誓・闇の愛～

追い詰められるエルピス、着々と進む破滅の系譜。
彼女はそれでも遺された希望と愛した人間を信じ、最後の賭けに出ます。
ヴァンでさえも驚き目を血走らせたその驚くべき作戦とは。

一方、粛清の光が降り注いだサラセンでは、エルピスの挑戦状に受けて立とうとするゲイルを
仲間達が必死になって止めていました。　これは間違いなく何かしらの罠に違いないと。
相手は神界一の弓の使い手、そして最強の光を扱う熾天使。
束になっても敵うか分からない相手を前にしても、ゲイルの不退転の決意は変わることはなく。
その彼を支える幾重にも重なる想いとは。
決別の夜想曲に乗って動き出す運命は、今新たなる軌跡を描くべく静かに針を落とす。

http://sky.geocities.jp/asgardoverture/Chapter_11/Chapter_11_1/11-1.html

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